あざやかな碧 ~vivid green~


つれづれアート求道
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へいはっつぁん、お久しぶり

京都国立近代美術館で開催されている、福田平八郎展に行ってきた。

先月のブログアップからずいぶん楽しみにしていた京都訪問。
思えば1992年に生誕100年を記念する回顧展があって以来の京都での開催のはずなので、
前に見てから、かれこれ15年もたつんだなぁ・・・愕然・・・(。。)
なんだか懐かしい思いがするのも無理はない(^^;

祖父の市美での同期だった福田平八郎は、祖母には”へいはっつぁん”と呼ばれていた。
そのせいでもともと親しみも沸いていたんだけれど、写実を通り越した、計算された大胆な構図と色彩は今の時代でも追いつかないほどの新しさを秘めていて、久しぶりの対面にワクワクしながら出掛けた。

朝早い時間に到着したので、館内は思ったより空いていて快適。ゆっくりと鑑賞することが出来た。
ほとんどの作品は旧知のものだったけれど、目に新しい小品もあって、
構図の妙や背景にかくされた技巧が、この人は現代では優れたグラフィックアーティストだったろうなぁ、いややっぱり日本画家かなぁ、・・・と感心しきり。

a0086597_11545246.jpg」シリーズや「白木蓮」、すべて手放しで好きなものばかりだけれど、特にお気に入りは
静物画「鱶の鰭と甘鯛」。

タグ横に、短い作者コメントがあって、”・・・・がっくりしていたところ思いがけず鱶の鰭と甘鯛が手に入って、雀踊りした・・・うんぬん”とある。
雀踊り?小躍りの間違いじゃないのかな?(。。)
と見直すがやはりスズメ・・・。
気になって後で調べてみると、ありました・・・(^^;;
仙台のお祭りでの雀踊り
実写ムービーもあるようなので、ご興味のある方はチェックください。
・・・なかなか陽気な人だったようです・・・。仙台の踊りとは違うかもしれないけど、きっと似たような喜び方をしたに違いない。食いしん坊だったのかな~。(^^;
というエピソードで勝手に和みつつ、甘鯛の”縦置き構図”にさすが~と感服したり。m(--)m

a0086597_11553698.jpg
雀つながり・・・というわけではないけれど、もうひとつ「竹に雀」。
ありえない”正面お腹見せ飛び”のスズメにやられました(^^;
「舌切り雀」、の挿絵にそのまま使えそう。(^^)








a0086597_122537100.jpgそして最後に、やっぱり好きな直立不動的?「松竹梅」。
松竹梅の色紙は世に多くあれど、この潔さが好き。
模写修行しようかと思うくらい。
(*^^*)

平八郎のサインが時代時代で変化する様子も、楽しく鑑賞した。
”作”が付いていたりいなかったり。あ、これは「郎」の「おおざと・つくり」が”右肩下がり”だな、とか(^^;



”誰と一緒に行くか”によって、また違った見方ができたり、思わぬ発見(質問)があったり、
これもまた楽し。

日本画の展覧会はどちらかというと相対的に年配の人たちが多いのだけれど、いまどきの人たちも興味深げに鑑賞していたこともあり、改めて”へいはっつぁん”の新しさを認識した一日。

しばらくはゆっくり訪れることもないかな、と名残惜しげに、遅いランチに向ったのでありました。
しばらく余韻に浸っておこう~♡
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by gohanjawan | 2007-05-21 11:00 | 日本画

ジュースじゃないよ

a0086597_15543580.jpg100%orange
サンキスト?って思った人、手を挙げて。
わたしは農協のオレンジジュースを思い出してました・・・。

業界でこれ知らないと恥ずかしい、みたい。(*++*)
うう、あの時告白できませんでした、でもいまは知ってる!
ふう・・・? (^^;
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by gohanjawan | 2006-10-08 10:52 | デジハリ

若冲と江戸絵画

週末京都に出かけた。国立近代美術館で開催されているプライスコレクションを観るためだ。
最近マスコミや巷で大人気の伊藤若冲 - 自身のレパートリーには入ってなかったのだけれど、
ちょっと気になって出かけてみた。

作者問題が揶揄されている、「鳥獣花木図屏風」の全景を見た。
確かに、「紫陽花双鶏図」などの完成度に比べるとあまりにも稚拙なデッサン力だけれども、
下絵のような仕上がりのその構図の大胆さと自由な発想・着色には圧倒されてしまった。
あの時代に当時日本で見る機会のなかった動物が多く登場していることも、
デッサンの狂いに反映された可能性はあると感じた。
どちらにしろ、モザイク柄の上に繰り広げられた構図の大胆さには目を引くものがあり、
江戸の時代に製作されたものとは思えないというのが実感だった。

ほかの若冲作では、「鷲図(わしず)」「群鶴図」の構図とデッサンの美しさに惹かれた。
実は若冲以外にも魅力的な作品は多くあって、
作者不詳の「紅白梅図屏風」のふくふくとした梅の花にしばし魅せられて、
長沢芦雪(ながさわろせつ)の「白象黒牛図屏風」の双極の象と牛の構図には
手放しで感服してしまった。
空白の使い方と小さな脇役の配置は、これ以上ないコントラストで、
描く喜びを体感できるようなすばらしい作品だった。

こんなに自由な気風が蔓延した「江戸」という時代は、
やはり長い平和な統治の賜物だったのだろうと、ふと思った。
戦争や争いのない時代というものは、特定のイデオロギーなどの制約を受けていない
手放しのCreativeさが育てられる土壌となるに違いない。

描く喜びが見る側にも伝染するような、インスパイアされる作品の数々・・・
日本画の新しさと深さ、そして平和なときを実感することができた、小春日和の京都だった。


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by gohanjawan | 2006-10-02 08:58 | 日本画


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